中絶

中絶手術後におこる症状の原因と対策

中絶手術後によくある症状を取り上げました。

発熱について妊娠して受精卵が子宮内に着床すると妊娠を維持するために女性ホルモンが持続的にでるようになり37℃~38℃の高温相が続きます。また同時に受精卵が子宮内に着床してできる絨毛からヒト絨毛性ゴナドトロピンホルモン(hCG)がでるため尿検査は陽性になります。中絶手術によって妊娠が終了すると女性ホルモンとhCGは1~2ヵ月位の間にゆっくりと減少していきます。したがって手術のあと1~2ヵ月は37℃台の熱が数日続いたり、尿妊娠反応が陽性になるのは異常ではありません。38℃台の熱が腹痛を伴って3日以上続くときは手術を行った病医院へご連絡ください。

出血について手術直後は子宮内の毛細血管からの出血で、その後はホルモンの減少による消退性出血になります。出血は個人差が大きく、少量の出血が続く場合と全く出血が全くない場合がありますがどちらも正常です。この出血の血液が子宮内にたまって凝血塊になることもあります。中期中絶の手術後の場合は子宮収縮の不良で弛緩出血が生じることがあります。子宮を氷嚢で冷やしたり輪状マッサージをして刺激すると子宮が固くなり出血が減少します。これを生物学的(生体)結紮といいます。中にたまった血液は次回の生理で徐々に排出されます。出血の量が多い時やご心配の時は手術を行った病医院に連絡してください。

中絶手術後いつから生理が来るの?:手術後は女性ホルモンがゆっくりと減少してゆくため、消退出血が来る人と来ない人がいます。そのため、すぐに生理が来る人と2~3ヶ月間生理が全く来ない人がいます。どちらの方も正常です。3~4ヶ月後には妊娠する前の状態にもどります。

腹痛について:手術直後は出血による生理痛様の痛みと子宮の収縮による痛みが生じます。基本的に生理痛と同じですので市販の鎮痛剤の服用で様子をみれば改善してゆきます。血液が子宮内にたまって凝血塊を生じたときは腹痛が強くなりますがこの場合も基本的には痛み止めの薬で改善されます。凝血塊が多い時は子宮の入り口を広げると排出されて痛みが軽減します。手術後の腹痛が術後1ヶ月くらいたってから生じることもあります。PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)の場合もあります。もともと生理痛の強い人に多いのですが、ご心配な時は手術を行った病医院に連絡してください。痛み止めの点滴等で改善されます。

吐き気について:手術の直後に麻酔薬の影響で吐き気が生じることがあります。吐き気を感じない人が多いのですが強い吐き気を生じる人もいます。対策としては、吐き気止めの薬の投与で嘔気を弱くして時間が経過すれば必ず改善されます。

たて山レディスクリニック

手術後少なくとも1回は術後検診を受けましょう。手術後の「出血・発熱・腹痛」についてはホームページの関連記事「中絶手術の翌日から仕事はできる?」にも記載があります。

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